女性のつらいあの日に参拝していいのか?

女性の月のもの

女性の月のものというと、生理が挙げられます。
今日はそんな女性のお悩みについて。
先日、「生理中には、神社に行けないと言われたんだけど」
というご相談がありましたので、それについての回答と
ちょっとした小話をお伝えしますね!

  

 
 

  
 

生理中でも参拝は大丈夫

結論から言うと、生理中でも神社の参拝は大丈夫です。
よく、「おばあちゃんから駄目って言われた」とか
「昔の人はそういう言い伝えがあった」とか
「生理中は鳥居をくぐってはいけないからよけないとなの?」などと言われますが
生理中の参拝は原則禁止されていません。
神道という考え方は、基本的に男女平等の考え方です。
なので、女性だから、男性だからということはありません。
 
ただし、女性は整理になると体調がデリケートになる方も多いため
体に無理をしてはいけないよという意味合いを持って
参拝は控えるのが良い(体調面において)という言われ方をしていました。
それが、時代が下っていくにつれて、別の意味を持ってしまったんです。

 
 
 
 
一部、神職の方などは入れないエリアがあります

ご本殿などの聖域には、神職の方や巫女さんなど
生理中には入れないこともあります。
しかし、れっきとした理由があります。
それは、生理中は、体調の変化があり、女性としてはつらいこともあるため
そういう気が弱くなっている時期には、聖域を避けるようにということです。

大和言葉で考察すると、「ち」というのは 
血=霊(ち)であり、つまり、エネルギーです。
からだから出血するということはエネルギーが流れ出ていることととらえ
だから氣枯れによるエネルギー不足になりやすく
マイナスエネルギーを持ち込んでしまう恐れがあるため
聖域には入れないということです。
決して、血が穢れているという意味ではありません。
 
先ほども述べましたが、あくまでも体調がデリケートになる時期なので
それを考慮して一般的には参拝を避けた方が良いという通説が
「生理中は神社参拝はだめ」
という間違った認識で広まっていったものです。

 
 
 
血を良しとしない風習は江戸時代から

血による氣枯れを「穢れ」という意味合いでとらえるようになったのは
何と江戸時代からの風習なんですね。
それ以前にはなかった風習です。
そして、戦後になると海外からの思想により
より一層その思想が極まって男尊女卑という言葉まで出てきます。
その考え方と結びつき、いつの間にか血がけがらわしいとか
生理中は参拝をしてはいけないなどという考えに至ったようです。
 
ちなみに、イスラム教においては
生理中のお祈りはしなくても良いとされています。
出産後も一定期間礼拝堂には入れません。
こちらは、血が穢れと結びついてのものだったりします。 

 
 
 
 
まとめ

生理中でも、基本的に神社の参拝は禁止されていません。
しかし、体調を崩しやすい時期でもありますので、
無理していくべきではなく、からだを大事にしなさいという教えでもあります。
血は霊(ち)です。
日本の文化をきちんと理解することで、神社参拝ももっと楽しくなりますね!
 
  
 

✬りい✬

 
 

 

 

 

 

 

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