1人じゃない、いつもそばにいる。
前世療法の体験談を物語としてお伝えしています
こんにちは、りいです！
※前世療法とはアメリカ発祥の心理療法です。
アメリカでは【過去退行療法】と呼ばれ、トラウマを解消する心理療法の一つです。
スピリチュアルな側面を持ちますが、占いやオカルト、宗教や前世リーディングとは異なり
あくまでもれっきとした心理療法のセラピーの一環です※
※あくまで心理療法・セラピーの一種のため
占いや前世を知るためのものではありません※
今日は、前世療法の体験談を、物語としてお伝えしています。
今回のクライアントさんは、とても霊的な力が強い方
Yさんは
子どもの頃から同じ夢をずっと見たり
夜中に音が聞こえたり。
そんなスピリチュアルな感性をお持ちの方。
そしてお友達とも仲良しですが
なぜか人との関わりに苦手意識があります。
嫌いじゃないんだけど、苦手。
人と関わると、いつか置いていかれてしまう恐怖感。
そんな原因となる
過去の人生の旅へと向かいます。
◇
「明るくて、あたたかくて、心地よい感じがします」
Yさんは白いイメージの中
遠くに林が見える場所に立っていました。
白っぽいワンピースをきた女の子。
林の中を眺めています。
「林の中に神社があります。
大好きな場所で、そこは、お稲荷さんで、そこに行きたい…けど、行けない」
早く行きたい。
なのに、行くことができません。
「誰か大人と一緒じゃないと行ってはダメと言われました。
行きたいのに…誰も一緒に行ってくれない。
今までずっと、一緒に遊んでたのに、遊べない」
涙を流しながら
Yさんは悲しくて震えていました。
祠の前から、狐が現れました。
その狐と、いつも遊んでいたのに
遊べなくなってしまった。
「では、その狐からメッセージがあります」
「大丈夫だよ、ずっと一緒にいるよ、って」
狐は、来ることができなくなってしまったYさんへ
ずっと一緒だと約束してくれました。
Yさんの寂しさが、徐々に癒されていきます。
「それでは時が移っていきます。
今度はどんな場面にいますか？」
「海辺にいます。
青くてきれいな海…。
岩の上から海を見ています」
20代の男性は
戦争から帰ってきて
そして誰もいない故郷で呆然としていました。
「帰ってきたのに誰もいない…。
せっかく、帰ってきたのに…」
母や小さい兄弟たちのために
生きようと頑張って
そして戦争から帰ってきました。
しかし、そこには誰もおらず
なんのために帰ってきたのかも分からなくなってしまいました。
会えると思って帰ってきたのに。
みんなの笑顔を見ようと思っていたのに。
海岸沿いから見える家々には
もうすでに、人は住んでいません。
悲しみの原因、人がいなくなってしまうのではないかという恐怖感は
このヴィジョンにあるように感じました。
「それでは、その人生の最期、
死の場面へと移ります」
すると今度は
家の中の布団の上にYさんはいました。
「ずっと寝ていました。
今は80歳で、外に行きたいけど、動けません」
みんな外に出てしまい
そんな日の差し込む外を恋しく思いながら
死を迎えようとしていました。
「では、あなたにとってその人生はどんな人生でしたか？」
「楽しかった…。
1人じゃなかった。
家族がいた」
家族。
1人だと思っていたし
失ってしまったと思っていた家族。
また再び一緒にいて満足だった人生だったのです。
「その人生で、何を学びましたか？」
「家族の大切さ…失うことの怖さを学びました」
失うことの恐怖感が
現在においても人との関わりを持つことへの
恐怖感へと変わっていっていたのです。
「悩んでいるあなたへ、アドバイスはありますか？」
「ずっとそばにいるよ。
見えなくなってもずっとそばにいるよ」
魂が優しく答えてくれます。
1人でも頑張れるように。
ずっとそばにいる。
魂から力強いメッセージをもらって
Yさんの航海は終わりました。
◇
1人だったとしても
1人ではない。
この事に気づくことができたYさんは
もう決して1人ではありません。
愛する魂の家族がいて
いつも温かくサポートしてくれているのです。
Yさん、ありがとうございました！
狐さんが、いつもYさんの魂をサポートしてくれていますね♡
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